《MUMEI》

「ちょ………帝!?お前今一緒に住むとか言った!?」

俺の頭の中は軽くパニック状態。

それは盾も同じみたいで、唖然としている。

「剣は嫌か?俺と暮らすの。昔はあんなに一緒に遊んでたのに…?」

不安気に尋ねる帝をみていると、俺が悪いような気がしてくる………けども、だ。

俺悪くねぇ……よな……?

黙って帰ってくるわ現れるわ、挙げ句の果てには俺の親とグルんなってこんな事を決めてるコイツらが悪いよな?

「え……嫌……じゃネェけど……」

そう、つい言ってしまったのが運の尽き。

「じゃあ、別にいいじゃん。」

そう言って、綺麗な顔に、満面の笑みを張り付けた。









これが、悲劇の始まり。
俺の人生が変わった瞬間だった。

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