《MUMEI》
学校にて-マサキ視点-
.

「・・・・〜ん」


「・・よ かっこ・・・よね」

うーん
五月蝿いな、人が寝ているのに朝っぱらから騒いでんのは誰だ?
マサキは薄目を開ける、とはいったものの前髪に隠れていて周りからは見えないだろう。
騒いでいるのはユウキたちだ、あの女タラシ、昨日も他校の子と会ってた癖にまだ足りないのか。どこまでも強欲な奴だな…。
自分から前の方で話してるのは誰だ?五月蝿いな。

「私、話しかけてみようかな」

は?おいおい、馬鹿じゃないのか?自殺行為にもほどがある。
仕方ないな。

『アイツは、やめた方がいい』
クラスメートすら覚えないので、自分としては知らない女に話しかけてることになる

「えっ……なんで?」

めんどくさいな…。

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