《MUMEI》 あの頃から速かったよな、那加──。 「日〜向っ♪」 「ぅゎ‥」 やっぱり、また引っ張られた。 ──変わらない。 でも、これでいいのかも知れない。 ──楽しいから。 「ひなたぁ、ちゃんと走ってよ」 「ハイ‥」 これ、もう散歩じゃないよな‥? ジョギング‥? 「ほ〜らぁっ、ボケッとしないの」 いつの間にか、ジョギングになっている。 ──たまには走るのもいいか。 走るのは苦手なんだけど──那加となら話は別だ。 前へ |次へ |
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