《MUMEI》 「ふぅ‥」 ──路地に着いた。 けど、あの黒猫はいない。 「あれ〜?」 近くを捜し始める那加。 「今日は来てないのかなぁ‥」 不安そうに呟く。 「〜〜〜‥何でよ〜‥」 「だ‥大丈夫だって、もうちょっとしたら来るかも知れないし──」 「でもずっとあたし達より先に来てたじゃない」 「今日はたまたま寝坊とか‥」 「日向じゃないんだから」 「ぅ‥」 言われてしまった‥。 ズバッと言われてしまった‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |