《MUMEI》

「だっていきなり飛び掛かって‥」

「逃げる事ないじゃない?」

「‥逃げてなかったらまずかったって‥」





さっきあの親猫本気だったぞ‥?





「大丈夫だってばぁ」

「どこがデスか‥!?」





かなり危なかったと思うんデスが‥。





「──‥しょうがないんだからぁ」

「ほんとに那加って凄いよな‥」

「?」

「何ていうか──」

「ぁ、もう7時なっちゃう」

「那加っ‥?」





あれ‥何かスルーされてる気がするんだけど‥。





「日向ぁ? 帰るわよ、ほらぁ」

「ハイ‥!」

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