《MUMEI》

「グッジョブ!!」


千秋がボールをカットすると同時に、


赤高の選手たちが飛び出す。


「回せッ!!」


椎名、


日高、


関谷、


そして千秋。


4人のランパス。


(何でこんなに…)


先ほどのプレーと同じように、


ディフェンスの間を交わし、


そして…







「ナイッシュー!!」


椎名のシュートが決まる。


6対1。


(マジかよ…)








レベルの高いランパスに、


ことごとくやられる平松学園。


椎名が試合開始直後に抱えていた不安も、


この時点ではなくなっていた。


そしてこの素早い試合展開は、


もう1つの意味で平松学園を苦しめていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫