《MUMEI》

──10分後。





「‥‥‥か‥霞さんっ」

「‥!?」

「と‥‥‥友達になって下さいっ」





ガバッ、と頭を下げる鳥居さん。





「‥‥‥は‥」





那加、開いた口が塞がらない。





「ぉ‥お返事っ‥待ってます‥!」





何か‥鳥居さんが物凄く真剣だ。





「‥‥‥本気で言ってるの‥?」

「ぇ──」

「本気で‥‥‥あたしと友達になりたいなんて思ってるの‥?」

「はいっ! もう何ていうかっ、運命感じちゃいましたからっ」

「‥‥‥運命‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫