《MUMEI》
美紀ちゃんは
「[こんな]じゃないよ、もっと自信を持って、私達今からつき合うんでしょ?」
と優しい口調で言った、俺は少し考えてから
「そうだね、じゃあさっき今度話すって言ったこと言うから、一回しか言わないからちゃんと聞いてね、実は俺来週ボリビアに行くことになったんだ」と言った、すると美紀ちゃんは驚いたように
「ボリビア!?」
と聞いた、今ボリビアでは内戦中が起きていて、日本でもニュースになるくらい日本人も死んでいるのだから、驚くのも無理はない、俺は
「ボリビアは内戦中だって事は知ってるよね?俺の仕事は刊蘭社っていう会社の月刊世界っていう雑誌のカメラマンなんだ、それでボリビアに行かないといけなくなったんだ」
というと美紀ちゃんは
「何でよ!」
と今にもキレそうに言った、しかし俺は冷静に
「会社で決まったことだから仕方ないよ」
と言ったすると美紀ちゃんは落ち着きを取り戻し
「じゃあ仕方がないか、でも無理をしないでちゃんと生きて帰って来るって約束して」
と心配そうに言った、俺は
「解った無理はしない、そしてちゃんと生きて帰ってくる、約束するそのかわり美紀ちゃんは浮気しないでちゃんと待ってろよ」
と言った、美紀ちゃんは
「当たり前でしょう!浮気なんてしないよ」
と言った、そして美紀ちゃんを家までおくり俺も家に帰った、それから一週間はあっと言う間に過ぎていった
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫