《MUMEI》
俺様ヤンキー交渉に協力
「とにかく私に合わせなさい、この役立たず」

「はい。ゴメンナサイ」


長い説教がやっと終わり



「あの…よろしいですか?」


お嬢様モードの真白ちゃんが、べっぴんさんと祐也に話しかけた


「「…はい」」


二人は揃って頷いた


つーか、二人は付き合ってんのかな?


「恭…どうしても欲しいみたいなんです。それ。
…ね?」


あ、合わせなきゃ!


俺は慌てて頷いた


すると、何故か祐也がべっぴんさんを見た


「…やっぱりね」


べっぴんさんが頷く


「…あの?」

「本当に衣装が欲しいのは、コスプレさせる趣味があるのは

あなたでしょ?」


べっぴんさんが指差したのは…真白ちゃん


「そ、そんな…」

「…エスパーだ…エスパーがいる」

「バカ恭!」

「へ?」

「口に出してる!」

「えぇ!?」


ま、またやっちゃったのか!?俺は!?


「とにかく!衣装下さい!」

「くれ」

「「却下」」


二人して即答かよ!ケチ!


「…っ、恭!」

「任せて!」


俺はべっぴんさんの腕の中にある衣装に手を伸ばしたが


「ナイスパス!」


それは、既にそう叫んだ祐也に移動していた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫