《MUMEI》 「うん、たまには」 気分転換、みたいな感じなんだろうか。 確かに、ずっとここに閉じこもりっ放しだもんな‥。 しかも、こんなに晴れているんだし。 ──外に出てみたくもなるよな。 でも‥それなら屋上でも良さそうなんだけど──。 「よいしょ、っと──」 「ぇ、もう行くのか‥?」 「──うん♪」 ピョン、とベッドから飛び降りると、俺の腕を掴んで引っ張る。 「行こっ、日向♪」 前へ |次へ |
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