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《MUMEI》 「ぅ〜っ‥」 何回話しかけても、先輩は全然返事してくれなかった。 「じゃあ、ぉ‥お先に‥失礼します‥」 何か気まずいなぁ‥。 「ぁ〜ぁ‥」 「──相田さん？」 「ぅあっ、こ‥航君っ‥こんにちはっ‥」 「こんにちはっ」 ニッコリした顔が、結構可愛い。 「帰るの？」 「ぇ、うんっ‥」 「待っててあげなよ」 「？」 「ね？ お願い」 「な‥何で‥？」 「いいからいいから♪」 「！？ ちょっ‥航く‥」 何で〜！？ 前へ |次へ |
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