《MUMEI》 先輩が迎えに来てくれたのは、ほんとにビックリだった。 でも、仕事してる間は── 「6番テーブル開いたぞ」 「はいっ!」 初日から変わらない。 そしていつも通り、あたしはヘマやらかしたりして。 ボーッとしてると、先輩が注意してくれて。 そんな時、あたしは何かときめいちゃってる。 「──おい」 「ひっ‥すいません!!」 「言う前から謝んなよ」 呆れた顔で、あたしを見下ろす先輩。 「──休憩になったら裏口んとこに来い」 「裏口っ‥?」 何でまたそんなとこに‥? 前へ |次へ |
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