|
《MUMEI》 ──バイト始めてから２週間。 ちょっとずつ仕事にも慣れてきて──あたしはテーブル拭き以外にも仕事を任されるようになった。 「相田さーん、お皿下げて来てくれるー？」 「は‥はい！」 ぁ、そうだ──今日これ終わったら先輩誘ってみよう。 航君に訊いたら、先輩は甘党なんだって言ってた。 近くに喫茶店がオープンしたから、そこでケーキとかどうかな〜って思ってるんだ。 「さぁってと──」 このお皿下げればいいんだよね？ 楽勝楽勝♪ 「‥ぅわッ！？」 ヤバッ‥。 「っ‥？」 「ったく‥ボケッとすんなって何回言わせんだよお前は」 「渚せんぱ‥」 「──下げとくから」 「ぇ‥‥‥ぁ‥ありがとうございます‥」 ──あたしは、まだまだトラブルメーカー。 でも、ある意味これでいいのかも──なーんてね♪ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |