《MUMEI》

「デ‥デスよね──‥」





那加が起きるまで待っていようと思ったら、自分の昼食の事をすっかり忘れてしまっていた。





「何か買ってくれば? 売店で」

「ぁぁ──そうする」





何を買おうか、と考えながら、財布の中身を確かめる。





「──ぁ、ついでに頼んでもいい?」

「ハ‥ハイ、何でしょうか──」

「えっとー、はいっ。ここに書いてあるから」

「──ハイ、畏まり‥‥‥、!?」





こんなにか‥!?





「あの──‥」

「はいっ、分かったら行って来て?」

「ほんとに‥これ全部デスか‥?」

「当たり前でしょ?」





──そう言った那加の笑顔は、今までにない位にキラキラしていた。

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