《MUMEI》

「せんぱ〜い。
交代っす〜。」


海南高校古賀久司。


まだ2年生の彼が、


コートに立つ。


「ちっ…」


「ちょ未來さん!!
舌打ちしないでくださいよ〜!!」


海南高校の攻撃。


「あ〜、
1本行きますよ〜!!」


センター古賀からボールが回り、


千葉、


未來へ。


未來はフェイクから1対1を仕掛け、


ディフェンスをずらす。


すぐに千葉にパスを出し、


千葉はずれたスペースへ切り込む。



キュッ…!!


素早いフェイクから突破を行う千葉であったが、


ディフェンスにスペースを狭められる。


多少強引な体勢になる千葉。


しかし、


「ナイッシュー!!」


構わずシュートを打つ。


(あの体勢から…)


「あ〜ああ。


また千葉さんに持ってかれちゃったよ。


俺の出番ないじゃないですか〜。」


「向こうのエースが上手いからな。
俺も負けてらんね〜じゃん。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫