《MUMEI》

ポストがボールを持ち、


審判の笛を待つ。


「ピッ!!」


立川へボールを渡すポスト。


(ロング!!)


(ロングだ!!)


(ロングしかね〜!!)


当然のように、


立川のロングを読む海南ディフェンス。


立川も、


読まれていることなどわかっていた。


(それでも打つ…!!)










(バレバレだな…)










バシッ!!









立川のシュートが止められる。


「ちっ…」


「速攻!!」


誰よりも速くコートへ駆け出していたのは、


未來だった。










「ナイッシュー!!」


未來の速攻が決まる。


17対9。









(対関谷用に戻りの強化をやってたけど、


結局未來自身の速攻の練習にもなってくれたな…


やべ〜。


こいつマジで成長はぇ〜ぞ。)









未來の成長は、


同じチームの千葉でさえ驚くほどのスピードであった。










(早く来い…


関谷友紀…


今日こそ決着つけてやっからよ…)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫