《MUMEI》 目覚めた朝に『えーと、これは?』 目覚めたベッドの上 で、僕は固まってい た。 僕の右手を握り締め てベッドサイドにう つ伏せで眠る如月。 …道理で右手が暖か かったはずだよな。 僕は…どうしたんだ ?映画を見てから… 『んー?あれ…海里 起きたのか?』 眠そうに目を擦りな がら如月が顔を上げ た。 『如月?僕は、何で 寝てるんだ?』 如月は僕のオデコに 手を宛てて、もう大 丈夫だな!と呟いた 『お前〜熱出して倒 れたんだよ、俺が連 れて帰って寝せた』 『えぇーっ!』 そう言えば、如月の 声が遠くなってから 後の記憶が無い…。 『あの…如月?あり がとうございました 』 『貸し1つな!』 ニヤリと冗談ぽく笑 う。 前へ |次へ |
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