《MUMEI》
着信
《僕は如月が好き》


そう認めてしまえば
気持ちがスッキリし
た。


如月は、和之さんが
好きだから、僕は振
られるのは確実だか
ら…悲しいけど…


でも…いいんだ、そ
れでも、男らしく告
白して玉砕してやる


僕は、未だに固まっ
てる如月を見た。


『如月…僕は…』


ーーピロロ・ピロロロロ…

僕の携帯の着信音が
鳴り響く!


ーーチャッチヤラチャ・チャラ…

如月の携帯の着信音
も鳴り響く!


『『…はい…』』

二人して、電話に
出るのだった…。


『『えっ…』』


『……和之?』


『……美海?』


予想外の人物からの
電話に、僕と如月は
顔を見合わせた…。

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