《MUMEI》
自転車に揺られて
.


義仲はわたしを自転車の荷台に座らせ、ゆっくりペダルを漕ぎはじめた。

黙ったまま、なにも、言わない。





−−−聞きたいことは、たくさんあった。





どうして、わたしを助けに来てくれたのか。


どうして、ゆうこママのお店を知っていたのか。


ルカさんとは、どんな関係なのか。


そして、ルカさんが言った、『シュウゾウ』っていうヒトは、一体何者なのか。





でも…………。



義仲の、あの態度。



あの冷たい目を、思い出すと、



どうしても、尋ねることが出来なかった。





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