《MUMEI》 哀しいヒト『おはようございま す、夢視様?』 お世話役のメイドが ベッドへ近付いた。 次の瞬間、メイドが 目にしたのは、血色 に染まるシーツと蒼 白い顔をして横たわ る夢視だった。 『キャー誰かー、夢 視様が…手首を切ら れて血がーー早くー』 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ …おい、聞いたか? …何を? …また夢視様が自殺 されたそうだ。 …また?!何度目だ ?最近〜特に頻繁だ な。 …ああ、管理者が代 わってから特にな。 …あっ、シッ!噂を すれば…。 カツカツカツ… 足音を響かせ歩く男 先程まで噂話をして いた二人組を睨みな がら横を通りすぎる 彼は半年前に夢視の 管理者となった男で 名をショウと言う。 次へ |
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