《MUMEI》 ショウは、哀しげに 夢視を見詰め返した 確かに、自分が目の 前にいるかつての親 友『朱里』を今の立 場に追い込んだのだ から…たとえどんな 理由があったにせよ …許されるはずがな かった。 ショウは拳をギュッ と握り締め、管理者 としての言葉を吐い た。 『では、夢視様。貴 方は少々、命を粗末 にし過ぎるのでは? 私に対する嫌がらせ にしては度が過ぎま んか?』 『はっ…嫌がらせ? 私は只、単にこの生 き地獄から楽になり たいだけ…だが、死 ぬ事すら管理者殿の 管理下と言う事か』 夢視は、諦めた様に 呟いた。 前へ |次へ |
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