《MUMEI》

『今日から、この者
を傍に置き、育てて
下さい。』


『ははっ私が?何の
余興だ?』


『いえ、本気です。
夢視様を主とプログ
ラミングしておりま
す。貴方が育てなけ
れば、この者は枯れ
て死んでしまいます
ので…』


『何を、勝手な…』


『これで、貴方は命
を粗末に出来ないで
しょう?責任が出来
たのですからね』


『くっ…』

夢視は唇を噛んでシ
ョウを睨み付けた。


『基本は花なので食
事は栄養剤を与えて
下さい。水分はシャ
ワー等で、後、1日
一度の日光浴を、庭
に出て散歩でもさせ
て下さい。』


『おいっ!私は…』


『あ、それから夢視
様。花に愛情を与え
て育てて下さいね』


ショウは、夢視の言
葉等、聞こえぬ様に
説明を続けた。

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