《MUMEI》 身代り終了『海里!』 ドアが閉まる直前に 如月の声が聞こえた ーーシュインンーー エレベーターが静か に動きだす。 『ふ…くっ…』 壁に凭れて泣くのを 堪える。 …タイミング悪すぎ コクる前に消滅だよ ははっ…格好悪っ! あの人が…和之さん 大人な人だったな。 僕なんて足元にも及 ばない…如月が惹か れるのも納得だな… エレベーターのドア が静かに開き、僕は 如月のマンションを 後にした。 美海こと花音の出現 で…僕の花音生活は 終わりを迎えようと していた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |