《MUMEI》 忠告. そうやってふたりで笑っていたのだが、義仲は急に笑顔を消して、少し言いづらそうに呟いた。 「ちょっと、忠告あんだけど」 いきなり言われて、わたしはキョトンとした。忠告??なんのことだろう。 黙って首を傾げていると、義仲はわたしを見つめて、呟いた。 「生徒会長のことで」 わたしは眉をひそめる。 「………生徒会長??」 繰り返してみて、ようやく思い出した。 今日、松本先輩にフラれたことを。 …………ヤッベー、 すっかり、忘れてたわ……。 つーか、それどころじゃなかったし。 . 前へ |次へ |
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