《MUMEI》

 
『何ニヤニヤしてんの』
『…!!』

と、言う友達の…匂坂の言葉で我にかえった。
しまった、また妄s…いやいや考え事をしてしまっていたようだ…。

『お前の事だからどうせ"玉木歩"だろ?
まぁ確かに学年ではかなりのレアだぜ。
しかも眼鏡だかんな!』

『(眼鏡…?)あ、あぁそうだよなぁ』

"玉木歩"。
学年内の女子モテ度ずば抜けて一位の、所謂学年のアイドル的存在だ。
とにかくもうホントに笑顔が素敵で、
まさに俺好みの女性…いや天使だ!

だが他にも彼女を狙う男子共がいるので、
手を出しづらいんだが…

『てかお前がチキンなだけじゃん』
『…お前はエスパーかよ;』

『てかホント、ぜってー手の届かねぇとこに居るよ玉木歩。
噂じゃ弓道部の先輩と付き合ってるって噂だし』

『弓道…!?イケメン…!?
てか玉木サンて、弓道部だったのか!?』

『馬鹿違ぇよ。玉木歩は帰宅部だ。
弓道部の先輩とは同じ委員会なんだと。
てか弓道ってったらお前終わりだな!
あそこはイケメン揃いの城だぜ』

『…;;』

…ホントに天使だけに高い所にいるよ、アイドル"玉木歩";

『…』
『とうとう死んだか。
オイオイ、もしもーし?田楽くーん』

『…俺帰るわ』

『ホントに死んだか田楽;
てかもー直ぐ4校時目だぞ』

『早退する…』

戸も閉めずに"じゃあな"と言って教室を後にした。

『大丈夫かよアイツ…;』

田楽勇太。
なんか今日はもう学校に居たくない…;

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