《MUMEI》

 
PM−11:21

色々と考え込んでいたらあっつう間にこんな時間だよ。
風呂は入ったけど飯は食ってないし;

グゥゥゥ〜…

俺の腹は切なくなった。
…母さんか亜美、起きてるかな。
いや、亜美起こしたら殺されるか;;

…よし、コンビニ行こうか。



――――――――――――



『ありがとうございましたーっ』

俺は近くのコンビニで冷し中華と、ツナマヨのおにぎりと、飲むヨーグルトを購入した。
(ケダモノ食いとか言うな)

ビニール袋をだるそうに持ち、蛍光灯の微かな光に沿って自分の家を目指して歩く。
目の前を飛んでいる数匹の"ガ"がウザイ。

そんな事を思いながら歩いて行くと、上の方から『グヂュ』という気味の悪い音が聞こえてきた。

…グヂュ?
グヂュ…ベチャペチャ…ガブリュピチャ…

『――――――!!!?』

いやいやいやいやいや!
絶っっっ対後ろ向いちゃヤバイよね!
下手すりゃ血の音だよコレ!!

『きゃぁぁぁぁ!!!!!』
『うぁぁぁぁぁ!!!!!』

「カァァァァー!」
バサササッ―…

…夢?カラスが…カラスが鳴きました。
…幻?悲鳴が…悲鳴が聞こえました。

……………。

『…』
俺は恐る恐る後ろを…
いやいや向くわけないじゃん恐いもん!!
そうだよ!俺はこのまま家に…(ピチョ)

…ピチョ?

赤いよ、何コレ鉄臭い。
あぁそうさこれはきっと鉄を削って液体化させたものさ絶対そうさ。
HAHAHA血なわけないじゃん、街中だよ此処、街中だよ此処。
他に赤いものってったら………

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