《MUMEI》

 
血の獣のような臭い漂う、
俺の自宅付近…すまないな野菜屋のおばさん;
(死体が家の屋根に転がっていて)

玉木歩…我が校の我が学年アイドルが…
妖怪、通称"オオカミ娘"。

『SCの人の子、お前は相当危険だ』
『い゙や゙、二回も言わ゙なくてい゙い゙よ;』

『貴方は妖怪を視覚出来る眼を持って産まれた。
だけどこの町では妖怪どころか、幽霊すら存在しなかった。
だから貴方は自分の能力の恐ろしさに長年気付く事が出来なかった。
…この意味が分かる?』

『分゙かり゙ません゙』
『…即答ってのも良い気分じゃないわね』

『つまり、妖怪が見えるという事は、
貴方の視界の住人が増えるという事よ。
敵…悪妖を増やすということ』

『??』

『…脳みそ小さいのね』
『何゙を゙!』

『つまり貴方を殺せる…殺す人間が増えるという事よ。
SCのない人間は妖怪にとっては居ないも同然だもの、美味しい者を食したいわよね♪』

『喰うの゙!?』

『だけどさっきアタシが食べていたのはSCのない、普通の人間。
でもただの人間でもない。
人の道を外れた犯罪者だよ。』

『犯゙罪゙者!?』

そして玉木歩はやっと俺の首から手を離し、立ち上がってこう言った。

『さて…と。
田楽勇太、今日からヘルバーとして妖怪の世界に関わってもらうわよ』

『は!?』

『後ちなみに…
今日有った事誰かに話してもみろ。
骨だけ残して喰うかんな♪』

『!!!?』



…我が校の我が学年のアイドル……。
今日を持って我の我が狼となりました…。


『続く!』

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