《MUMEI》
妖怪女と霊感体質男
 
AM−09:00

――――――――ん。
周りがやけに明るいような…。
春…だよな今。
青春という名の、男子真っ盛り。

……てゆーか…今何時だ?

『…』
俺は目覚まし時計に目をまわす。

『……』

ハイ遅刻決定ー☆

『………………
…うぁぁぁぁぉぉぉぉ!!!!』

―――――――――――

クソ、畜生。
昨日あんな事がなかったら今日も爽やかに登校できたろうに…。

笹木野め…遅刻したくらいで何だ、トイレ掃除って。

てかホント昨日の事が夢であっていてほしい。
いや、夢さ!
きっと昨日は考え事しまくって変な幻覚を見てしまったんだ!

HAHAHA!

そんな事を思いながら俺はトイレ掃除をする。
たく…皆トイレくらい綺麗に使おうぜ。

俺はバケツをもってトイレから出た。
(水を捨てる為)

――――――――――――

…ふーっ。
やっと終わったよ。

俺がトイレ掃除を終えた頃にはもう二校時も過ぎていた。

『教室戻ろ…』

そう言って最近不幸続きで重い足を動かして進もうとした瞬間…

『お早う。随分遅いわね』

後ろから聞き覚えのある細い声が。
まさか…

『玉木…歩…』
『フルネームじゃいけ好かないわね。
せめて苗字で呼びなさいよ、アタシと貴方の仲でしょ』

『……』

"仲"って何だ!?

『じゃあ…玉木、サン?』

『何で疑問系なのよ。
ま、いいわ。じゃあまたね、田楽君♪』

………………え?
何なのコレ…何なのよ!!
夢や…なかった!!

てか周りに居る男子の目が痛い…

『…クス』

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