《MUMEI》
小さな友達
(チャイムが鳴る)
「ねぇ皆の分の皿となべとか全部洗っといてくれない?嫌とは言わせないから。あとそれが終わったら教室と廊下を掃除してくれないかな。私達、部活で忙しいから〜だってアンタ部活行ってないでしょ―じゃあちょうどいいじゃない〜♪じゃあ、あとよろしくね〜♪」       「じゃあ部活頑張ってくださいね応援してます!」一応笑顔で答えた。 
こんな態度を取っているけど正直辛いなぁ一人で・・・       「チュー」「チュー?」     「あなた達もしかして親子?お友達になりましょ?よろしくね」   「チュー♪」嬉しそうに鳴いた 「あなた達も頑張っているだから私も頑張らなきゃねさぁ!仕事を始めなきゃ!」「チュー♪」             「おい!絢音ちょっと。」(隠れて!)「神崎!どうしたの?ずっと学校に来てなかったから」「俺さ、小間使状態だよ。」「え?」「俺、成績は良いけど、うちの親、学費払え無くなってそれでさ・・・」「そうだっただ・・・うちの理由は知ってるよね」「うん・・・それより制服だと汚れるだろ?この服に着替えた方がいいぞぼろぼろだけどな」「ありがとう!」「まあな!それにあのねずみの親子スジィとララって言うだ覚えてやっておきな!それじゃ」       




それでも、不安はまだあった「これから私はどうなるだろ―」と

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