《MUMEI》
1話 天才と天然?
「──お嬢様」


「〜〜〜‥」


「朝食の時間です。起きて下さい」


「いらん‥」


「困りましたね──。では‥」


「‥ぇ」


ガチャッ、と扉が開く音。


「ちょ‥勝手に入って来んといてッ。ていうか食欲あらへんし」


「お食事を抜くのはお体に障りますよ?」


「大きなお世話や‥‥‥」


「何か仰いましたか?」


「ぃ‥ぃぇ‥‥‥」


あたし、むっちゃ困っとる。


原因は、コイツ。


──スバル。


コイツ‥執事やねんで?


あたしの世話役やねんで‥?


これやったら真逆やん。


「──‥」


あたし、ほんまツイてへん。

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