《MUMEI》 . わたしは彼らを睨みつけ、沸き上がる怒りを抑えることが出来ず、ついぶちまけてしまった。 「あんた達みたいなブサイク、だれが相手にするかっつーの!!顔洗って、出直しなッ、ターコッ!!」 怒鳴りつけて、せいせいした………… のも、一瞬だった。 わたしのタンカを聞いて、男子生徒たちの目に、危険な光が宿る。 わたしは、サッと血の気が引いていくのがわかった。 …………やべえッ!! つい、思ったこと口走っちゃったよッ!! 自分の行いにアワアワしているわたしに、 彼らが口々に、物凄い剣幕で怒鳴りつけた。 「ふざけんな、このアマ!!」 「サセコが、生意気言ってんじゃねぇ!」 「タダじゃ置かねぇぞ、コラァッ!?」 本気で怒ってるのがわかった。逃げようとしたが、もう遅かった。 . 前へ |次へ |
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