《MUMEI》 双子『美海、僕達って本 当に双子なんだね』 僕は少し笑えてしま った。 『え?海里ちゃん何 を笑ってるの?』 『小さい頃から…さ 一緒だったよね? 熱を出すのも、別々 に買い物しても同じ 物を買ったり、髪型 を変えれば同じだっ たり…不思議だよね 繋がってるのかな? 僕達って…』 『…多分ね、お母さ んのお腹の中からず っと一緒だったから ね…』 『美海、僕もね…失 恋するんだ。多分ね 』 『え?海里ちゃん? 好きな人、居たの? 知らなかった…』 『うん、美海が失踪 してから…出来た』 美海は、不思議そう な顔をしていたけど 急に顔を曇らせた。 『海里ちゃん、まさ か…好きな人って… 違うよね?』 『美海、多分正解! 僕は如月が好きなん だ…』 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |