《MUMEI》

 
 
「……最悪だよ
新しく捜さないといけないなんて。
煉獄が殺したんだろう?
あいつ、何を考えてるんだ。」


「黙ってろ。」
鬼火は燈影を睨む。


「はいはいはい!」
燈影は首を大きく振った。


「今度は上手くやるさ。
絶対に引きずり落とす。」


「神が楽園を手にするまでは?」
燈影が冗談を言う。


「……そんなものかな。」
鬼火は口の端を上げた。




ネオンが夜の彩りを飾る。鬼火は極彩色の光に吸い込まれて行った。

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