《MUMEI》 . 納得がいかなかったのか、義仲はわたしの顔を覗き込むようにして、なんだよ?と繰り返した。 「言いかけたじゃん。昨日のことが、どーしたんだよ?」 …………しつこいな。 なんでもないって! そう、言い返そうとした、 そのとき−−−。 「お、男遊びが、ヒ、ヒドイって」 ドモリながら、呟いたその声に、 わたしと義仲が、同時に振り返る。 疑いもなく、金井が、そこにいた。 . 前へ |次へ |
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