《MUMEI》

そやけど、どないして‥?


アイツ‥かなり手強そうやし‥。


簡単にはいきそうにあらへん。


「う〜〜〜ん‥」


大体‥何でアイツはあたしの執事になったんや‥?


頭ええんやし、家庭教師にでもなったら良かったやん‥。


先生でもええんちゃう?


‥とか思いながら廊下歩いとったら。


「‥ッ!?」


‥躓いてもうた。


‥せやのに‥


「‥ぇ」


倒れへんかった。


「大丈夫ですか? お嬢様」


「‥なッ‥‥‥アンタッ‥!?」


どっから‥。

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