《MUMEI》
安全地帯・保健室☆
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ナベちゃんはわたしをジロジロ見つめて、またお前か!と叫ぶ。


「部屋に入るときは、ノックしろって親に習わなかったのか!?」


いきなり説教を始めたナベちゃんを無視して、

わたしは怒鳴り返す。


「匿えッ!!話はあとだッ!」


短い言葉で言ってから、わたしは保健室のベッドに潜り込む。

間もなく、

複数の慌ただしい足音が保健室へ近づいてきて、


「ここかァッ!?」


5人の男子生徒が駆け込んでくる。
わたしはベッドの中で息を殺して、じっとしていた。


ナベちゃんは彼らを振り向き、


「ノックしろ!!ノック!!」


と、ドスのきいた声でやっぱり怒鳴った。


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