《MUMEI》 . 男子生徒たちはナベちゃんの気迫に怯み、す、すんません!と素直に謝るが、ナベちゃんは許さなかった。 「テメェら、どこのモンだ!!クラスと名前言えッ!!」 詰め寄るナベちゃんに本気でビビったのか、彼らは正直に質問に答えていた。 ナベちゃんはそれをきちんとノートに書き留めてから、それで?と尋ねる。 「3年の男が寄ってたかって、一体なんの用だ?」 その質問に男子生徒たちは、ハッと我に返る。 「1年の片倉っていうオンナ、見ませんでしたかッ!?」 生徒たちの問い掛けに、ナベちゃんは、片倉ァ?と首を傾げた。 「知らねぇなぁ」 うまくとぼけてくれた。ナベちゃん、ナイス!! . 前へ |次へ |
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