《MUMEI》

「ぅゎぁぁ‥」


あかんっ‥あかんてほんまにッ‥。


アイツとおったら危な過ぎるッ‥。


それにや‥。


『そう警戒するなよ』


何やねんあの態度‥。


「──お嬢様」


「ッ‥!?」


今度はまた敬語に戻ったっ‥。


何がしたいねんほんまに〜っ‥。


どっちかにしてや。


「もぉ〜っ」

「お友達がお見えになってますが──如何なさいますか?」


「友達っ‥?」


玄関で待っとってくれたんは──


「やっほ〜ルリ♪」


「お久し振りですわ」


コハクとヒスイやった。

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