《MUMEI》 個性的な客達「あー、パパ、うわき〜」 「また、大物を釣り上げたわね」 「ははは犯罪反対!」 「…」 (えーと、…誰?) 果穂さんと大志さんは ひたすら笑っていた。 俺達の姿を見て、最初に元気良く指差してきたのは 次に発言した、綺麗な女性の 多分、娘で ものすごく動揺している人は よくわからなかった。 (でも、一番わからないのは…) 「…」 ずっと無言の、眼鏡をかけた美形だった。 (俺、睨まれてる?) 首を傾げた、その時 「む、宗方さん!?」 俺の隣にいる宗方さんが、プルプルと震え始めた。 「…『伝説』、実践しないのか?」 眼鏡の男がポツリと呟くと 「おお、お、お、と、…やーっ!!」 宗方さんは、初めて会った時より息を荒くし 眼鏡の男を押し倒し 馬乗りになった。 「何してる」 「これからナニする。伝説する」 「ちょ、何してんスか!」 「なになに〜!」 「んー。瑠璃はこっちの綺麗なお兄ちゃんと一緒にいなさい。 ちょーと、まだ早いから」 「わーいっ!」 (ど、どうなってるんだ!?) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |