《MUMEI》

『中イキして、気を
失うなんて…可愛い
よ、夢視。』

クタリとなる夢視の
身体を抱きベッドへ
と運ぶ。

そして、側近に夢視
の身体の洗浄と手首
の手当てをした後、
部屋へ送り届ける様
に命じた。


‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡

白は、お城に呼ばれ
たきり帰らぬ夢視を
待っていた。


部屋の外が騒がしく
なり、ドアを開ける
と見知らぬ男性に抱
き抱えられた夢視が
見えた。


『夢視様!』

慌てて近付き、声を
掛けるが返答はない


『気を失っているか
らな』

見知らぬ男性は、素っ気なく答えた。


夢視をベッドへ運び
男性は帰って行った


残された白は眠る夢
視の傍に寄り添う様
に座った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫