《MUMEI》
ナゾ解明!!
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その台詞にわたしは驚いた。


「嫌がらせのこと、知ってるの!?」


わたしが詰め寄ると、有名だもん、と昌平は肩をすくめた。


「手紙とかプレゼントとか、送られてくるんでしょ?それに、今まで付き合ってた彼女にも、ヒドイ嫌がらせされたらしいし。何人かは、転校してるみたいだよ」


わたしは眉をひそめた。


「彼女に嫌がらせ?」


なにそれ?と切り返すと、昌平は考え込むように首を傾げた。


「彼女の近所に中傷のビラをばらまかれたり、掲示板にあることないこと書かれたり…」


そこまで言って、昌平は思い出したように、わたしの顔を見た。


「そういや、璃子ちゃんの貼紙と同じような内容だったなァ」


それを聞いて、すべてが繋がった気がした。


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