《MUMEI》
やらなきゃならないコト
.

駆け付けた先生たちが、ちらほらと引き上げていく中で、


川崎先生も、最後に一度わたしの顔を見てから、

なにかを諦めるように、深いため息をついて、

そのまま、他の先生たちと、立ち去ってしまった。



わたしは、彼らの姿を見送ってから、



さてと、とため息をついた。



わたしには、まだ、やらなきゃならないことがある。


わたしは教室の中へズンズンと入っていき、


教壇の上に仁王立ちすると、


グルリと周りを見回して、





…………見つけた。





教室の窓際の、一番隅っこに、

身体を小さく丸めた、



金井さんの姿を。



わたしは教壇から降りて、

カツカツと軽快に、彼女に近づき、




目の前に、立ちはだかった。




.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫