《MUMEI》

楽しかったたな、あの頃は……。


先輩との会話を一つ一つ思い出すと、
なんだか優しい気持ちになった。


「それで?

リーグ戦の結果はどうなったんだ?」


今まで黙って聞いていた智哉が、
急かすように身を乗り出して問うた。


「まあ、そうあせんなや。」


リーグ戦の結果……。


確か、順調に勝ち進んで行ったっけ。


先輩の華麗なプレーと、
俺のど根性プレーの甲斐あって。


自然と笑みが零れた。

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