《MUMEI》

.

なにも言い返すことが出来ないわたしは、もう一度、義仲を見た。


彼は例のメガネ男子をからかっては、バカみたいに大笑いしている。



…………あれが、


わたしの、彼氏。


………。


………………。


…………………いやいや!!


全然!

後悔なんか、全然してませんて!!




義仲は、ちょっと、


やることが、幼いだけだし!!


そんな、子供みたいなトコが、


無邪気で、天真爛漫で、


カワイイじゃんッ!!


そこが、魅力じゃんッ!!


全然、オッケー!!

無問題!ノープロブレム!!



無理やり自分を励まして、わたしは不安を拭い去ろうと、アッハッハ!と大笑いした。





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