《MUMEI》 悲篇・ファイナル…澄みきった青空に 桜の花が良く映える 4月の小学校… 前日に入学式を終え たばかりの1年生の 教室… 『はーい、みんなー 今日から皆さんと一 緒に楽しく勉強した り遊んだりする、私 が担任の浅田先生で ーす、ヨロシクね! 』 『さて、と…んじゃ まずは、一番最初に 自分の隣の人と仲良 くなりましょうねー じゃお隣さんにあい さつしましょう。』 『はい、始めて〜』 先生の言葉に、少女 は、おずおずと隣の 少年を見た。 少年は〜七歳にして は少し大人びていて 古風な感じがした。 少年は、少女の視線 に気付き、フワリと 優しく笑いかけた。 …ドキッ… 何故か少女は、胸が 騒がしくなり顔が赤 くなるのを感じた。 『ボクは…蔡(さい)って言うんだ、ヨロ シクね…君は?』 『あ、私は…叶(か な)です、ヨロシク お願いします』 二人は、お互いに顔 を見合わせて笑った 『『この子となら仲 良くなれそう…』』 二人の想いは一緒だ った…… この日…メビウスの 輪の様に、捻れてい た、齋と悲の哀しい 恋の行方が…新たに 動き出した。 …今度は、永遠に幸 せな結末に向けて… おしまい 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |