《MUMEI》

ちゃうもん。


絶対ちゃう。


あたしはハメられてんのや。


アイツの作戦に、ハメられてもうてるだけ。


そやっ‥。


惑わされるなあたしっ。


──大体、好きになってもうたりしたらあかんやろ?


アイツは執事やねんから。


立場的に無理やもん。


別に、好きになるつもりあらへんけどな?


あらへん‥はずや。


アイツが何言おうと関係あらへん。


「‥!?」


‥ノックや。


「──紅茶、お淹れしましょうか?」


「‥ううん、まだええ」


あかん‥声むっちゃうわずってもうてる‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫