《MUMEI》 それから1時間位、ずっとボーッとしとった。 そろそろ紅茶淹れてもらおかな。 「スバル‥、あれ‥」 支度出来とる。 「そろそろお越しになられる頃だと思ってましたよ」 「ぇ」 何でコイツ分かって‥!? 「──どうぞ」 「‥‥‥おおきに‥」 ──何で分かったんやろ。 「お嬢様の執事ですから」 「‥!!」 飲みかけとった紅茶、吹き出しそうになった。 「ゴホッ‥」 「大丈夫ですか?」 「大丈夫な訳‥」 ほんまにもぉ‥。 前へ |次へ |
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