《MUMEI》

ドキンちゃんは、先ほどバイキンマンから受けた不快な仕打ちを誤魔化すように、ケラケラと笑っている。



その笑い声は、事情を知らない食パンマンにとって、空気を読まぬ振る舞いに映り、悪戯に苛立ちを煽った…。



S専務「… チッ!……………。」



舌打ちとともに蘇る、苦い過去…



食パンマンは、かつて正義のヒーローだった頃、一度だけこの女と過ちを犯したことがある。



食パンマンは、女の武器にモノを云わせた、強引なアプローチと、甘い誘惑の罠に嵌り……



ドキンちゃんと一夜を共にした…。



翌朝、食パンマンの顔には大量のカビなどの雑菌が繁殖した…。



そのため顔が汚れて力がでなくなり、バイキンマンとの戦いに参加できなくなってしまったのだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫