《MUMEI》

深々と頭を下げられては、いくら普段からクールビューティーなどと不名誉な呼び名で嫌煙されている俺でも、そのままシカトし続けるのは良心が痛む。

「……別に……もぅ、気にしてねぇから。」

と一言言うと、宇佐美はホッとしたように頭を上げた。



これが、俺たち五人の出会い。

ただ、この出会いが、俺の運命を変えてしまう事を、この時の俺はまだ、微塵も思ってはいなかった。

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