《MUMEI》
５話 強制告白！？
「『好き』‥‥‥『嫌い‥』‥‥‥『好き』‥‥‥『嫌い』」


あたしは今、花占いに夢中になっとる。


アイツの気持ち、知りたいなぁ思て。


分からへんのやもん、アイツ裏表あるから。


別に、せやからて気ぃあるとかいう訳やないで‥？


「ルリってばずっとあればっかだね〜」

「きっと──スバルさんの事ですわ」

「何で？」

「確かめたいんですわ」

「スバルさんが自分の事好きかどうか？」

「それ以外にルリが花占いをする理由──ありませんもの」

「うん、確かにね〜。‥？」

「あんなに真剣なルリ──初めてかも知れませんわね」

「だね〜。やっぱ恋する乙女は違うなぁ」

「でも、自分が恋してるって事──気付いてるのかしら」

「うーん‥微妙かも」

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫